クライミングパネルの作り方(書きかけです)

 ここのところ、新型コロナウィルスの影響で日本中ほとんどのボルダリングジムが休業していましたね。
 私が運営している函館のボルダリングジム、エクストリームも一月半弱、休業を余儀なくされてしまいました。
 今はやっと再開できましたが、ジムのお客様で、休業中は登れないので自宅に壁を作りたいというお客様がいまして、壁の作り方をお伝えしたりしていました。

 そこで必要になるボルダリング用のパネルですが、これはDIYで簡単に作れるものです。
 買うという選択肢もありますが、無塗装でもサブロク板(91cm x 182cm)一枚当たり送料税別で2万円くらいしますし、通常はこれが数枚必要になるので結構な出費になると思います。
 DIYで作れば1/3程度の予算でできますし、知り合いの工務店、建具屋、家具屋など木工ができる会社さんに頼んでも買うよりも安く作ってもらえるかもしれません。
 この記事ではその作り方をお伝えしたいと思います。

 手順としては、大まかに以下の様になります。
1.合板に穴を開ける
2.ナットを取り付ける
3.ナットを固定する
 簡単ですよね。

1.合板に穴を開ける

使える合板の種類について

 最初に 合板 に穴を開けるんですが、まずどんな 合板 を用意するか決めなければなりません。

 ジムでもいろいろな 合板 が使われているので一概には言えませんが、せっかくDIYで安く作れるので、材料は一番良いものをお勧めします。
  シナベニア 18mm厚 91cm × 182cm
 これを基本に使いましょう。間違いないです。

 他の種類の合板 はシナベニアに比べると多少安かったりしますが、何かしらの欠点があり、後々後悔する可能性があります。そのような事が無いように、この記事ではシナベニアに決め打ちさせていただきます。

ナット穴を開ける位置について

 さてこれにナットを設置する穴を開けるわけですが、穴を開ける位置を決めなければなりません。
 これは以下の図面を参考にしてください。

 合板一枚当たりの穴の数については、上記では44個となっています。
 別にこれ以上でもこれ以下でも構いませんが、小さいお子様が使う場合はこれ以下にしてしまうとホールド間の距離が出てしまうので、お勧めできません。
 密過ぎても大きめのホールドが隣接する事を考えるとどうかな、というところで、まぁ44か所と言うのは無難なところだと思います。

 この図面を見ながら、ナット穴を開ける位置に、ペンなどでマークしましょう。

穴の開け方

 12mmの丸い穴を開けます。インパクトドライバーが必要ですね。手作業だとかなりキツいと思いますので現実的ではありません。
 インパクトに取り付けるビットですが、穴の外周を綺麗にカットしてくれるものを使いましょう。一般的な凸型のドリルビットを使うと木の繊維がボソボソになって見た目が良くありません。おすすめは スターエムの竹用ドリルビット12mm ですが、ホームセンターにはないかもしれませんので、その場合は石膏ボード用の同様のビットでも良いと思います。

 あと気を付けなければならないのは、できるだけ垂直の穴をあけるという事です。穴が斜めになっていると、ホールドを取り付ける時にボルトが穴の内壁に干渉して入りづらくなります。

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